新入社員は久しぶりである。
明るく、元気で、挨拶もしっかりしている(当たり前の事なのだが)
何より、目がいい、キラキラとしているのである。
一人は、ハキハキしていて、人懐こく
一人は、明るいものの、緊張気味
さて、座学などのときは良いものの(会社側の人担当)
現場実習となると、皆仕事をしているのだから
てんてこ舞いである。
自分の仕事もしなくちゃならんのに、新入社員も
預けられれば、もう大変!
本来は、マンツーマンで指導に付くのが望ましいが
一昔前と違い、「指導しながら自分の仕事しろ」であります。
よって、新入社員への洗礼は、
単純作業の繰り返しと、放置に耐えることである^^;
幸い、溶接練習メインでとお達しがあったので
準備は簡単だが、新人の担当、任された人は忙しいので
やはり、放置・・・あーあ〜〜(ーー;)
親方から「少し面倒見てやってくれ」と
お許し(?)が出たので、見にいくと、
練習している溶接部が<バッキリ>割れている。
新人君も半べそである。
やってもやっても、割れるもんだから「ええぇ〜〜」てな感じ
新人君は、ステンレス材を溶接していて、
最初は、ステンレスの溶接棒を使っていたが、それが無くなり
近くにあった、チタンの溶接棒を使ってしまったのである。
さて、ココからは少し「無駄な話」
溶接とは色々分類されるのだが、
簡単に言うと、お互いを溶かして、接合。またはそこに溶接棒を入れて
溶かして、お互いを接合させるものである。
そして、チタンの溶接となると、
チタンはチタンとしか溶接できないのです(ろう付けでは可能)
ステンレスにチタンの溶接棒を入れても同様。
交じり合うことを拒否するので、異材が入ると音をたて
<バッキリ>割れる。
コレ、製品でやったら
とんでもないことになります。
オシャカになりますから。
新人君に、聞くと、そういった話は知りませんでしたと・・・
えぇ〜〜い、こうなったら、色々教えてやるわい!!と
<マー講師の講義開催>^^;
凹んでいる新人君にも言いましたが
早くも「良い経験したな」と思う。
今や、ミスの許されない時代である。
一昔前は、ミスするのが判っていても、やらせてくれ、
いや、見て見ぬふりして、故意に失敗させてくれた。
そして先輩達が笑って(言葉は厳しいが)直してくれた。
そんな先輩達をみて、切ない思いで一杯で
切磋琢磨してきた。
今やそれが、なかなか出来ないのある。
「今の若いもんは・・・」と言いたい事もあるが
彼らの置かれた情勢とは、また厳しいものだ。
失敗こそ成功の鍵。
私など、何百万の損失で、きくだろうか・・・(^^ゞ
だが、得たものは大きい。
そして、新人君と触れ合い、思う。
チャレンジこそ、失敗の鍵であり、この鍵を溶かして
成功の鍵が出来る。
若かりし頃?の自分を思い出せて、また牙が生えてきたかな。
(もう、牙出すなという声もあるのだが・・・^^;)
新人君よ、そしてアキよ
尻込みするなよ〜〜
1年目は失敗しても恥ずかしくないんだからどんどん失敗しなさい。
わからない事をどうどうと質問できるのも1年目の特権だよって
私も新任の先生にはよく言います。
保育の上でもしてはならない失敗もあります(命にかかわるので)
でも1年目の失敗は先輩の責任であると私は思っています。
私は新任の先生にはお茶を入れるタイミングとか
座る位置とか、挨拶のタイミングとか、言葉づかいとか、返事の仕方とか
そういう事ばっかり教えてます
みぃーさんへ
物作り、つまり製造業において、技術を実戦で育てるのは、
厳しい情勢であります。
工場ですので、クレーンや回転物、一瞬で命を落とす事もあるので
これは当然教えます。みぃーさんのところは、これまた命を預かるので
気を抜けないですね。
新人に対し、私がいつも言う事、「即戦力とは期待していないよ」
「えぇ!」といった反応ですが、まず覚えることは、挨拶、声を出す、先輩達を覚える、工具とそして保管場所、そして先輩達は何を作り、次に何をしようとしているかを早く覚えること。
そして、疑問はすぐに聞く事。
先走って自滅した人間を何人も見ました。
いかに他人とシンクロできるか、人生においても大切ですね。




